施工フロー

施工フロー例

事前準備

  • 本工事に使用する全ての材料の受入れ
  • 仕上げ除去、鉄筋探査、墨出し
  • 配管、設備機器、通路養生、仮囲いの設置
  • あと施工アンカー打設
  • 型枠の設置
  • 壁配筋
  • 割裂補強筋、開口補強筋などの配筋
  • 壁筋のはらみ防止筋の配筋

ダレ防止メッシュ設置

ダレ防止メッシュ設置

吹付準備

吹付装置の設置

吸水調整

下地、鉄筋等への吸水調整剤の噴霧
下地処理の確認
下地処理の確認

調合・混錬

  • 「アフタープロテクション®」の計量、混練
  • フロー試験
狭いスペースで混練可能
狭いスペースで混練可能

施工試験

施工試験用型枠に吹付け・充填し、充填状況を観察
*充填に問題ないことを確認した後に本施工を行う

一次吹付け

  • 天端部以外の部分を、空隙がないよう丁寧に吹付ける。
  • ダレ防止メッシュを覆う程度に、空隙がないよう吹付ける
  • 一度に300mmまでの厚吹きが可能
一次吹付け
材料の圧縮強度試験用サンプルを採取
材料の圧縮強度試験用サンプルを採取

二次吹付け

  • 一次吹き後、水引きぐあいを確認してから吹付ける
  • 残した天端までしっかりと吹付ける
  • 吹付け厚 30mm以上
    (原則増設分の壁厚として350mm以下)
  • かぶり厚さは30mmから40mm
  • 定木刷り・コテ均しを行い、平滑にする
二次吹付け

表面仕上げ

  • 木コテにて平らに均す
  • 壁の垂直性、厚さを確保し、金コテでおさえる
  • 目地を設置する
    (原則3mピッチ、場合により目地材を使用)
表面仕上げ

片付け

  • 残材の撤去
  • 養生材、仮囲いの撤去
片付け

施工システム

施工システムは、

  • 現場練り用のミキサー
  • アジテータ付きホッパー
  • スクイズ式モルタルポンプ
  • エアーコンプレッサー
  • 吹付けガン

からなり、比較的狭いスペース(目安として2m×5m程度)で施工システムを構築できることが特徴である。

レディミクストコンクリートの調達が難しい現場や、高層階やユーティリティ室等のようなコンクリートポンプ車等を用いてのレディミクストコンクリートの打設が困難な場所においても、「AP工法」では比較的施工が容易であることも大きな特徴の一つである。

また「AP工法」は湿式吹付け工法のため、粉塵の飛散は非常に少なく、型枠も背板と側板の設置で済み、建物を供用しながらの施工も可能である。

標準的な吹付け装置の例
標準的な吹付け装置の例